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  • 執筆者の写真きんこん神決定戦

きんこん神決定戦大会レポ(レガシー・11月10日

11月10日、秋の風が颯爽と吹く天気の良い日に『きんこん神決定戦』レガシー大会が行われました。



今回で3回目のレガシー開催。総勢14名参加の大会は外の寒さを吹き飛ばす、熱気のこもった大会となりながらも終始和やかムードで進行していきました。


当日は会場近くの河川敷で秋祭りなどもやっており、町中もにぎやか。

会場にはサプライズイベントとしてシャドーボックスの展示スペースも作り、僕を含め他のプレイヤーさんの作ったシャドーボックスが会場に華を添えます。




※シャドーボックスのほかにもビーズアートや、どこかで見たことのある石の仮面も……!


(シャドーボックスとは?という方はぜひ検索してみてください。)




大会のほうは、予選ラウンドとしてスイスラウンド4回戦の後、上位四名によるシングルエリミネーションという方式で行われました。




※予選ラウンドの様子。


各々この日のために調整してきたデッキを駆使し、予選ラウンドを戦っていきます。


『エルドレインの王権』の発売があり、強力なプレインズウォーカー『王冠泥棒、オーコ』の存在がレガシー環境にも影響をもたらした直後の大会と言う事もあって、サイドボードに難航したなどの会話もちらほら。最近のカードは各フォーマットに大きく影響を与えることもあるので、試合以外の時間では新しいカードの考察をするテーブルもありました。


様々な話題を交わしたり、パックを剥いてみたり、色々な人と勝負ができるのも大会ならではの光景です。


大会は滞りもなく予定時間通りに進行、4ラウンドの予選を勝ち抜いた4名が決定しました。その後、少しの休憩時間と参加賞をお配りして決勝の準備へ。


決勝ラウンドは、


ツユザキ ヒロユキ(ジェスカイ氷雪メンター)

ノナカ  ソウ(赤単バーン)

ハヤサキ ユウスケ(4c氷雪)

ヨコヤマ ユウヤ(赤単プリズン)


(五十音順 掲載許可済)


モダンホライゾンで登場した氷雪土地を利用することでキャントリップと色変換を容易にする『アーカムの天測儀』を用いた氷雪タイプのデッキが大活躍。3色以上を選択したプレイヤーのデッキに多く入っていたような印象も受けました。



1ゲーム目は


ツユザキ選手とハヤサキ選手。(写真手前)


ノナカ選手とヨコヤマ選手の準決勝戦。(写真奥)


ツユザキ選手対ハヤサキ選手の試合は予選ラウンドでも行われたコントロール対決。ツユザキ選手はメンターの愛称で呼ばれる『僧院の導師』をフィニッシャーとするジェスカイ氷雪メンター。最新エキスパンション、エルドレインの王権から採用された『砕骨の巨人』を火力兼アタッカーとして採用、1枚で2枚の活躍ができる【出来事】カードはデッキ構築において余分なスペースを取らない優良カードです。


対するハヤサキ選手のデッキは、『タルモゴイフ』『トレストの使者、レオヴォルド』にモダンホライゾンで登場した強力なプレインズウォーカ―『レンと六番』、エルドレインの王権の『王冠泥棒、オーコ』などの新たなカードを駆使する4色デッキ。『レンと六番』のプラス能力でサイクリングできる土地『孤立した砂州』を何度も回収する動きはゲームを有利に進めていきます。


予選ラウンドはツユザキ選手が辛くも勝利でしたが、準決勝は均衡した状態からハヤサキ選手の『王冠泥棒、オーコ』がそのポテンシャルをいかんなく発揮し、自身の能力で生成した食物トークンや『アーカムの天測儀』を【鹿】に変え走りぬき勝利。テーブル奥で対戦している二人より先に決勝戦を待ちます。


ノナカ選手対ヨコヤマ選手の対決は、赤単と言えど方向性の全く異なるデッキ。ノナカ選手は赤の代名詞である火力カードで素早くプレイヤーを焼き倒すバーン。対するヨコヤマ選手は『古えの墳墓』『裏切り者の都』などのデメリットはあるが2マナを生み出せる土地を用い『虚空の杯』『三なる宝球』などで相手を縛るプリズンと呼ばれるデッキ。どちらもスピードあるデッキですが、戦い方は迅速対制圧。


前半、その圧倒的なダメージソースを最大限発揮するノナカ選手。土地が少ない枚数で止まりますが、展開を阻害されながらもヨコヤマ選手のライフを火力でゼロにし1ゲーム先取。2ゲーム目はヨコヤマ選手がサイドを駆使し試合を有利に、1ゲーム返し緊張の3ゲーム目に。


3ゲーム目、ヨコヤマ選手は速攻で『虚空の杯』でX=1を選択。多くの1マナ火力を保持するノナカ選手の勢いを削ぎますが、ノナカ選手デッキのトップから待機呪文である『裂け目の稲妻』を引き続け連打。驚異の右手力でヨコヤマ選手の『虚空の杯』をすり抜けていきます。


その後モダンホライゾンの新カードで発掘持ちのアーティファクト破壊カード『悪ふざけ』を手にしたノナカ選手、虚空の杯を戦場から除外し『僧院の速槍』を展開。大きな加速をしヨコヤマ選手を追い詰めます。


追い詰められたヨコヤマ選手、ここで『焦熱の合流点』を手にしますが少し考えたあと「 焦熱の合流点は各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。」の効果を三回選択。手札を残すノナカ選手の『僧院の速槍』が果敢の効果によって強化され生き延びた場合の事を考えての行動です。


ノナカ選手、これはそのまま通し『僧院の速槍』を墓地へ。


その後決め手となる火力を引ききれないノナカ選手。ヨコヤマ選手は慎重にターンを進め、『大いなる創造者、カーン』の能力で『マイコシンスの格子』をサイドからサーチ、戦場に着地させ完全な拘束を決めゲームセット。先に決勝への切符を手にしたハヤサキ選手の待つテーブルへと移動します。





そして決勝。ハヤサキ選手(4c氷雪)対ヨコヤマ選手(赤単プリズン)。


ハヤサキ選手、氷雪土地から『アーカムの天測儀』を設置の動きで4色の強みを生かし多種多様なカードを駆使して盤面を整えていきます。一方のヨコヤマ選手は『古の墳墓』から『虚空の杯』の高速ロックを決めますが、エルドレイン最凶のプレインズウォーカー『王冠泥棒、オーコ』の手によって鹿に変えられてしまい、サイズで勝る『タルモゴイフ』の前に防御を構えるのみになる展開。アーティファクトを駆使する戦いを軸とするヨコヤマ選手には『王冠泥棒、オーコ』の能力はあまりにも相性が悪い状態でした。


「オーコは、絶望的」と苦笑いコメントを残したヨコヤマ選手。サイドから『魔術遠眼鏡』など能力を封じるカードも駆使しますが……『突然の衰微』で封殺。1・2ゲームともに様々な手を駆使するハヤサキ選手のデッキに圧倒されてしまいます。


そして万策尽きたところでゲームセット。


令和初のきんこんレガシー神はハヤサキ選手がその手に勝ち取りました……!



 


第三回きんこん神決定戦レガシー 優勝


デッキレシピ 『4c氷雪』 使用者:ハヤサキユウスケ


土地


4 汚染された三角州

3 沸騰する小湖

2 不毛の大地

2 冠雪の島

1 冠雪の沼

1 孤立した砂州

1 霧深い雨林

1 血染めのぬかるみ

1 Underground Sea

1 Toropical Island

1 Badland

1 Bayou

1 Volcanic Island


クリーチャー


3 タルモゴイフ

3 瞬唱の魔導士

2 トレストの使者、レオヴォルド


スペル


4 アーカムの天測儀

4 渦まく知識

4 思案

4 意志の力

3 致命的な一押し

2 暗殺者の戦利品

2 突然の衰微

2 コジレックの審問

1 リリアナの勝利

1 王冠泥棒、オーコ

2 精神を刻む者、ジェイス

3 レンと六番


サイドボード


2 紅蓮破

1 赤霊破

1 青霊破

2 カラカス

1 否定の力

1 外科的摘出

1 虚無の呪文爆弾

1 毒の濁流

2 疫病を仕組むもの

1 罠の橋

2 思考囲い



 

大会を終えて。


以前まではレガシーとモダンを同時に行っていた『きんこん神決定戦』。参加される方の貴重な意見やスケジュールの見直しを何度も重ね、お店やイベントを手伝っていただいている方々の協力を頂き個別開催の段取りが取れるようになりました。


あらためまして、この場を借りて御礼申し上げます。


僕自身レガシーのデッキはありますが、プレイ・カード知識共にまだまだ未熟な点がたくさんありまして、皆様にご迷惑をおかけする場面もしばしばあります。しかし、こうしてイベントとしてたくさんのプレイヤーの方々に参加いただくと同時にとても暖かい空気で最後までやり遂げられることは何物にも代えられない大切なものです。


本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


来年もより一層の素敵なイベントにできるように、微力ではありますが一所懸命にやっていく所存です。


今後ともよろしくお願いいたします。


そして、2019年最後の大会で優勝されたハヤサキ ユウスケ選手。


おめでとうございました!







いつもお世話になっている『きんこん館』さんの情報はこちらから。








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